転職する理由

キャリアという呼称がここまで騒がれるようになった理由について、ある転職経験者はいう。「先の保証がなくなったため」。そうかもしれないとぼくは思う。終身雇用や年功制だった時代、自らがキャリアの上昇を意識せずとも、キャリアはあとがらついてきた。全員ではないにせよ、実務のなかで経験を積み、あちらこちらの場を新たに経験してゆくことで、キャリアは意識せずとも身についていった。でも、それを聞かされたところで、現代の新卒者や学生たちは、たぶんこういうにちがいない。「経験せよというだけで、キャリアを積むための仕掛けは、御社にはないのですか」は、労働スタイルの変化でもある。しばしば用いられる指標は、正規社員と非正規社員の数。正規社員は、一九九五年から二〇〇五年までのあいだに四〇五万人減った。その一方で請負や派遣などの非正規社員は六三二万人増えた。けれどもここへきて、新卒不採用の歪みが組織体内部の空洞化を呼び、いわゆる二〇〇七年問題が深刻化していることに、多くの人が気づきはじめた。技術を受け取る立場にいる人が不在であることの不利益が表面化してきた。

[参考]
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3年目の看護師の謎

医師たちから時々、ため息混じりに言われる言葉があります。「なんで看護師の人たちは、3年目になるとみんな海外に行くわけ?」……これは事実。看護師3年目の「壁」。実はそれには、もうひとつ「副産物」があります。レポートの山から解放され、仕事も慣れ、今度はプリセプターになるというプレッシャーを乗り越えた3年目の看護師たち。遊ぶ余裕も出てきた、合コンや飲み会の誘いも増えてきた。しかしそうなると、ふと我に返る瞬間というのが出てきてしまうのです。「私、このままでいいのだろうか。別の道もあったんじゃないだろうか」それまでは忙しさのあまり、考えもしなかった発想が、3年目ゆえの「魔の空白」にスルッと入り込んでしまうのですよね。なぜかそこからはみんな発想が似ているらしく、どこか別の道を探したい、今までとは違う場所で自分をリセットしたい、ついでに語学力とか付けられたらいいかも。じゃあ海外だ!というのがお決まりのパターンです。そうやって、3年目に辞めていく人の2割から半数が、その後海外に行くというおかしな状況を招くのです。そりゃ医師もため息つきますよね。

医師と患者が最も大切にしている信頼関係

医療の個々の問題を議論する場合、恣意的に与えられた情報の中で議論することは、情報の受けとり方によって正反対の結論に誘導される危険性があります。統制経済に胡座をかく行政は、医療費という金銭の配分と、規則や通達によって日本の医療全体を支配しているのです。そして自らの政策の善悪とは関係なしに、手中の権力を振り回す快楽を味わっているのです。日本国民が医療の実体を知りたいと思っても、実際には難しいことです。なぜならば、医療の実像が見えにくいからです。情報が少ないことに加え、情報があっても意図的に曲げられた情報ではまちがった虚像を見ることになります。売らんがためのマスコミの情報は、医療の現状と言いながら、嘘と虚構の報道ばかりです。医学情報や医学啓蒙を担うべきマスコミは、その任務を忘れ、正義の味方よろしく医療批判を行っています。そして重要なことは、マスコミの医療批判は医療をよくするための批判ではなく、医師と患者が最も大切にしている信頼関係を損なう方向に誘導していることです。

参考サイト

東京ハローワーク
tokyo-hellowork.jsite.mhlw.go.jp